今回は、気分がハイになったかと思えば急に落ち込んでしまう…そんな心の波に悩んでいる方や、身近にそういう人がいて接し方に困っている方に向けて、大切な話をしますね🌀
一見するとただの「性格の問題」「情緒不安定」と見られがちな気分の浮き沈み。
でも実は、それが双極性障害という精神疾患のサインである可能性もあります。
この病気は「うつ病だけじゃなく、テンションが高くなりすぎる時期もある」点が特徴なんです。
症状の複雑さから誤解されたり見落とされたりしやすく、本人も周囲も「まさか病気だなんて」と気づけないまま過ごしてしまうケースがよくあります。
結論からお伝えすると、気分の上下が本人の意思や状況とは関係なく激しくなるときは、医療的な視点からのチェックが必要です。
「誰でも落ち込むし、調子いい日もあるじゃん」
と軽く見てしまうと、生活や人間関係、仕事にまで大きな影響を及ぼす場合もあるので要注意です⚠️
ここからは、双極性障害がどんな病気なのか、どうして見逃されやすいのか、そして周囲にどんな対応が求められるのかを、専門的な知見とリアルな声を交えながら丁寧に解説していきます✨
双極性障害の認知度はまだ低い
日本精神神経学会や厚生労働省の調査でも指摘されていますが、双極性障害という診断名はうつ病と比べて、まだまだ一般的な認知が追いついていません。
うつ病の有病率は約6.5%(国立精神・神経医療研究センター資料より)に対し、双極性障害は約1〜2%程度とされていますが、それでも無視できない割合です。
にもかかわらず、「双極性障害ってなに?躁うつ病のこと?」という人が多く、症状の特徴や生活への影響については詳しく知られていない現実があります。
さらに、メディアやSNSで見かける情報の多くが断片的で、「テンションが上がって調子乗ってる人」や「情緒が不安定な人」として、誤解されてしまうこともありますね。
この背景には、症状の幅広さと個人差があることが関係しています。
つまり、「双極性障害ってこんな病気」と一言でまとめられないぶん、伝わりにくいというわけです。
「元気すぎる」「落ち込みが激しい」は性格ではない可能性
「この人、めっちゃテンション高いな…と思ったら翌週にはどん底のテンション」っていう方、身近にいませんか?
また、自分自身が「最近やる気がみなぎって寝なくても平気」「突然すべてがどうでもよくなる」と感じることはありませんか?
これらの症状は、性格の一部として片付けられがちですが、医学的には双極性障害における「躁状態」と「うつ状態」の波かもしれません。
特に、「元気すぎる=いいこと」と思われがちな躁状態は、異常な判断力の低下やお金の浪費、異常な多弁など、日常生活にリスクを及ぼすレベルになることもあります。
この“気分のジェットコースター”を自覚できていない人も多く、結果的に周囲の人間が「付き合いにくい」「情緒が安定しない」と感じ、距離を置かれてしまう原因になることもあります。
また、本人が「私は気分の波が激しいだけだから」とスルーしてしまうことで、診断や治療に至るまで時間がかかり、日常生活や人間関係で大きなトラブルに発展してしまうケースもあります。
治療や理解が進めば生活は安定することもある
希望が持てる話もお伝えしたいです✨
双極性障害は、早期の診断と継続的な治療によって、かなり安定した生活を送ることが可能な病気です。
実際、厚労省の「こころの情報サイト」でも紹介されていますが、適切な薬物療法(気分安定薬や抗精神病薬)と、認知行動療法などの心理的アプローチ、生活習慣の安定を組み合わせていくことで、再発リスクを減らせるとされています。
そして、患者さん本人の病気に対する理解、セルフモニタリング、周囲のサポート体制などがしっかりしていれば、「普通に働く」「家庭を持つ」といった社会的な生活も充分に可能です。
とはいえ、これは“完治”ではなく“寛解”を目指すというニュアンスに近いです。
無理に元の自分に戻ろうとせず、「安定して暮らせる状態を保つ」ことを目標に、ゆっくりと自分の波のリズムに合わせた生活を作っていくイメージですね。
家族や職場の無理解が悪化要因になることも
最後に、とても大事なのが「周囲の理解」です。
双極性障害は、見た目には分かりにくい病気です。
例えば、躁状態のときは「元気そうだから大丈夫じゃん?」と誤解され、逆にうつ状態では「やる気ないだけでは?」と冷たくあしらわれてしまう場面もあります。
こういった無理解や偏見が、本人にとっては深刻なストレスになり、再発を引き起こす引き金になることもあるんです。
実際、Twitter(X)や掲示板などでは、「職場に説明してもわかってもらえなかった」「家族に甘えてるだけだと言われた」など、当事者の声が数多く寄せられています。
だからこそ、本人が正確な情報を知っておくのと同じくらい、周囲の人も“気分の波には理由がある”と理解し、「調子が良すぎるときほど注意が必要なんだな」といった冷静な見方を持って支えることが重要です✨