双極性障害にはどのような治療があるのか?

双極性障害にはどのような治療があるのか?

双極性障害は、早期に正しく治療を開始すれば、症状を抑えて普通の生活を送ることができる病気だと言われている。

双極性障害の治療の目的は、躁状態やうつ状態から回復し、再発を防ぐこと!

再発するたびに次の再発までの期間が短くなり、病状が悪化するから、再発を防ぐことがかなり重要。

再発予防には、薬物療法と心理社会的治療が行われているね!

薬物療法

双極性障害、特に双極性I型障害の薬物療法は、長期間にわたって継続することが必要とされている。

薬物療法には気分安定薬や抗精神病薬などとあるけど、最も重要なことは病気を受け入れ、服薬を継続することかな!

気分安定薬は、双極性障害の躁状態やうつ状態の治療や予防に有効とのことで、双極性障害の薬物治療の基本となっている。

躁状態の治療には、気分安定薬と併用して抗精神病薬が使用されるケースが多いね。

心理教育

患者さん自身が病気について知り、正しく理解することで、病気を受け入れ、コントロールできるようになることが目標!

だから、病気の初期段階での心理教育がかなり重要。

例えば、日々の気分や症状を「睡眠・気分記録表」に記入することで、自分の症状を客観的にとらえることができるようになる。

家族療法

双極性障害に対する家族の理解を深めることで、本人と家族が協力して病気に立ち向かえるようにすることが目的!

薬物療法の継続はもちろん、再発防止には家族の協力がとても大切。

特に、ご家族は本人の激しい躁状態が負担になっていることが多く、たとえそれが病気のせいだとわかっていても、否定的な感情を抱きがち。

この悪循環を断ち切るために、家族療法は有効な治療法とされている!

認知療法

うつ状態になると、人はネガティブに考え、些細なことでも自分を責めてしまいがち「〜ができなかった」ではなく、「〜ができた」と前向きに考える方法を身につけることが目的!

対人・社会リズム療法

双極性障害では、社会(生活)リズムの乱れが症状悪化の引き金になることがわかってきている。

対人関係から生じるストレスや病気によるストレスを軽減することを目的とした「対人関係療法」と、社会生活のリズムを整えることを目的とした「社会リズム療法」を組み合わせたものが「対人・社会リズム療法」というもの。

対人関係療法は、現在の対人関係の問題(ストレス)を解決し、家族、職場や学校の仲間、友人との良好な関係を回復し、再発を防止するために行われるのが多い!

良好な対人関係により、周囲の人が病気を受け入れ、サポートすることで、治療のモチベーションが上がり、症状が改善されるというわけ。

社会リズム療法では、起床・出勤・夕食の時間や、他人や出来事から受ける刺激の度合いなどを記録し「自分の生活リズムがどのようなものか」「どのような場合に社会リズムが乱れがちになるのか」を理解し、修正することが必要!

自身の生活リズムが一目でわかる生活カルテを作成するのがおすすめかな!!

双極性障害は治らない病気なのか?

双極性障害は、かなり再発を繰り返しやすい病気と言われている。

再発を防ぐためには、規則正しい生活を送るなどの注意事項を守りながら、長期間にわたって薬を飲み続ける必要がある場合が多いとの事。

ただ、適切な治療を続けることで、症状をコントロールしながら普通の生活を送ることができ、それで仕事を続けている人も多くいるのも事実。

高血圧とか、糖尿病とかと同じように、薬を飲み続けることである程度は可能!

病気をコントロールし、普通の生活を送ることは不可能じゃないから、過度な心配をしすぎず、ストレスをためないように気をつけたいところだね!!

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